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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻11号

1983年11月発行

文献抄録

乳腺疾患に対する吸引細胞診の診断価値

著者: 榎本耕治1

所属機関: 1慶応大学医学部外科

ページ範囲:P.1619 - P.1619

文献概要

 最近注目されているfine needle aspiration cytologyを乳腺腫瘍の診断に応用した場合の診断率およびその臨床的意義を検討した.
 1977年から1981年までの5年間に著者等の診療所を訪れた乳腺疾患の患者1,410人(うち,多発性腫瘍をもつもの208人)に吸引細胞診を行い,1,680枚の標本を作製し検討した.固形腫瘍の場合は22ゲージ針,嚢胞の場合は20ゲージ針をディスポーザブルの注射筒に接続し吸引した.得られた組織片をスライドガラスに塗擦しH.E.染色を行い,嚢胞の場合は液体を50%アルコールで固定し遠沈し,沈渣をスライドガラスに塗擦し,パパニコロフ染色を行つた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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