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文献抄録
文献概要
最近注目されているfine needle aspiration cytologyを乳腺腫瘍の診断に応用した場合の診断率およびその臨床的意義を検討した.
1977年から1981年までの5年間に著者等の診療所を訪れた乳腺疾患の患者1,410人(うち,多発性腫瘍をもつもの208人)に吸引細胞診を行い,1,680枚の標本を作製し検討した.固形腫瘍の場合は22ゲージ針,嚢胞の場合は20ゲージ針をディスポーザブルの注射筒に接続し吸引した.得られた組織片をスライドガラスに塗擦しH.E.染色を行い,嚢胞の場合は液体を50%アルコールで固定し遠沈し,沈渣をスライドガラスに塗擦し,パパニコロフ染色を行つた.
1977年から1981年までの5年間に著者等の診療所を訪れた乳腺疾患の患者1,410人(うち,多発性腫瘍をもつもの208人)に吸引細胞診を行い,1,680枚の標本を作製し検討した.固形腫瘍の場合は22ゲージ針,嚢胞の場合は20ゲージ針をディスポーザブルの注射筒に接続し吸引した.得られた組織片をスライドガラスに塗擦しH.E.染色を行い,嚢胞の場合は液体を50%アルコールで固定し遠沈し,沈渣をスライドガラスに塗擦し,パパニコロフ染色を行つた.
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