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臨床研究
早期食道癌9例の検討
著者: 黒島一直1 末永豊邦1 加治佐隆1 末永博1 川崎雄三1 吉中平次1 馬場政道1 田辺元1 四本紘一1 門松民夫1 福元俊孝1 松野正宏1 西満正1 島本福雄2
所属機関: 1鹿児島大学医学部第1外科 2島本胃腸科
ページ範囲:P.1647 - P.1653
文献購入ページに移動近年,消化管二重造影法や内視鏡検査の進歩にともない微細病変の発見が可能となり,食道においても早期癌の報告が見られるようになつた.わが国の早期食道癌の報告は1966年,山形1),中山2)らの発表以来,鍋谷の全国集計3)によると1979年までに177例を数える.
教室では1972年11月から1982年12月までの約10年間に早期食道癌9例を経験したので若干の考察をくわえ報告する.なお本文は食道癌取扱い規約4)にもとづき記載した.
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