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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻12号

1983年12月発行

文献概要

臨床報告

固有肝動脈と上腸間膜動脈が同時に急性閉塞した1例

著者: 松原了1 神徳純一2 加陽直実2 小谷野憲一2 阪口周吉3

所属機関: 1国立療養所松戸病院 2国立療養所天竜病院 3浜松医科大学第2外科

ページ範囲:P.1801 - P.1804

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はじめに
 急性腸間膜動脈閉塞症は,近年次第に増加の傾向にあると思われるが,腹腔動脈領域の閉塞は少ない.今回われわれは,腹腔動脈と上腸間膜動脈とが共通幹を有する特殊な解剖学的条件の下に,固有肝動脈の完全閉塞と上腸間膜動脈起始部の不完全閉塞とが同時に発生した極めて稀な症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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