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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻2号

1983年02月発行

外科医のための臨床輸液問答・12【最終回】

症例による電解質の見方〈その3〉

著者: 長谷川博1 和田孝雄2

所属機関: 1国立がんセンター外科 2慶大医学部内科

ページ範囲:P.227 - P.232

文献概要

糖尿病とアチドージス
 和田 アチドージスが次々と続き,いままでわりとClに関係があるものが多かつたんですけれども,今度は糖尿病性のケトアチドージスですね.これは昏睡寸前の電解質正常例ですか.
 長谷川 これは10数年前の症例ですが,口渇,多尿と体重減少を主訴としてきまして,胃の具合が悪いんだというんで,胃のほうを一生懸命調べたけれども,異常がない.入院する1週間前からとにかく身体の調子がものすごく悪い.それで,入院直後からうとうとし始めて昏睡的になつてきたんです.血圧も別に上がっていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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