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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻2号

1983年02月発行

画像診断 What's sign?

"double wall" sign

著者: 佐藤豊1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学放射線科

ページ範囲:P.233 - P.233

文献概要

 "foot ball"signと並んで背臥位正面の腹部単純撮影で腹腔内遊離ガスの存在を発見するために役立つsignである.すなわち,胃あるいは腸管などの管腔臓器の壁が,管腔内のガスと腹腔内の遊離ガスとに狭まれることによつて一層の輪状あるいは線状影として観察される.1941年Riglerにより"double wall" signとして報告された1)
 その他,腹腔内遊離ガスの所見として,臍動脈(索)や腸間膜が観察される場合もある.臍動脈陰影は臍部を頂点に左右の内腸骨動脈に向う逆V字形("invertedV" shaped)の線状影としてみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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