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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻2号

1983年02月発行

文献概要

臨床研究

甲状腺腫診断における201TICI delayed scanの有用性—手術標本との対比について

著者: 杉本寿美子1 渡辺幸康1 川上憲司1 篠崎登2 児玉東策2 勝山直文3 多田勝彦4 赤沢章嘉5

所属機関: 1東京慈恵会医科大学放射線科 2東京慈恵会医科大学第1外科 3琉球大学医学部放射線科 4東京都立青山病院放射線科 5東京都立青山病院外科

ページ範囲:P.247 - P.253

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はじめに
 201Tl-chloride(以後,201TlClと略)が腫瘍シンチグラフィーとして有用であると報告されて以来1,2,結節性甲状腺腫の質的診断に201TlCl甲状腺シンチグラフィーが用いられている.最近ではその質的診断を向上させる目的で,201TlCl delayed scanも行われている3).しかしそれに対する反論も多く4),一致した見解はいまだ得られていない.今回われわれは,結節性甲状腺腫の質的診断の面から,201TlCl delayed scanの有用性を手術標本との対比をまじえて検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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