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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻3号

1983年03月発行

特集 腹部外傷の超音波診断

膵臓外傷

著者: 冨田周介1 伊吹康良1 工藤正俊1 藤見勝彦1 小森英司1 遠藤義彦1 沖本芳春1 藤堂彰男1 北浦保智2 高橋朗2 林雅造2 佐藤守2 石川稔晃2 黒木輝夫3

所属機関: 1神戸市立中央市民病院消化器内科 2神戸市立中央市民病院内科 3神戸市立中央市民病院外科

ページ範囲:P.335 - P.341

文献概要

はじめに
 超音波検査法は無侵襲にしてかつ装置のポータブル化によりベッドサイドでも施行でき,また即時的に結果を得られる等の利点がある.このことは患者が往々にして重篤で,迅速な診断を求められる急性腹症や腹部外傷の診断法として本検査法は最も適していると思われる.従来このような患者における検査法としては腹部単純写真が最も一般的なものであつたが,われわれは超音波検査法を装置がポータブル化されて以来,first choiceの検査法として用いて来た.その結果多くの腹部疾患について迅速,かつ正確な診断を得ることが可能であつた1).今回著者らは術前に超音波検査を施行し,診断可能であつた数症例について供覧し,膵外傷に対する本法の有用性について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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