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画像診断 What's sign?
腹腔内液体貯留—傍結腸溝の開大—widening of the paracolic gutter
著者: 佐藤豊1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学放射線科
ページ範囲:P.359 - P.359
文献概要
腹部正面単純X線像では,腹腔の外側縁の示標として側腹線(flank stripe)が用いられ,posterior para-renal fatの連続であるproperitoneal fatの透亮像として描出される.ゆえに傍結腸溝の開大は側腹線と上行あるいは下行結腸ガスの開離として観察され,腹水貯留や腹腔内出血などの診断の際のチェックポイントとなる(図2).
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