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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻3号

1983年03月発行

臨床報告

脾動脈瘤の1治験例

著者: 亀山雅男1 岡本信洋1 土井修1 岩永剛1 北村次男2 大川元臣3 建石竜平4

所属機関: 1大阪府立成人病センター外科 2大阪府立成人病センター内科 3大阪府立成人病センター放射線科 4大阪府立成人病センター病理

ページ範囲:P.389 - P.392

文献概要

はじめに
 脾動脈瘤は,1770年Beaussier1)の報告以来,欧米では数多くの報告がみられ,本邦でも1911年吉田2)の剖検報告以来,自験例を含めて72例の報告がある.元来特異的な症状に乏しいため,剖検時または動脈瘤の破裂,あるいは手術中偶然に発見されることが多かつたが,近年選択的血管撮影の普及でかなりの症例が術前に診断されるようになつた.われわれも胃集検で発見し,術前に脾動脈瘤の確定診断を得て,手術により治癒せしめた1症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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