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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻3号

1983年03月発行

文献概要

臨床報告

食道気管支瘻をきたした肺放線菌症の1治験例

著者: 碓氷章彦1 蜂須賀喜多男1 山口晃弘1 磯谷正敏1 近藤哲1 堀明洋1 安井章裕1 広瀬省吾1 山田育男1 深田伸二1 宮地正彦1 渡辺英世1 井上広治2 石川裕2 堀場通明2

所属機関: 1大垣市民病院外科 2大垣市民病院呼吸器科

ページ範囲:P.415 - P.419

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はじめに
 肺放線菌症を成因とする食道気管支瘻は非常に稀な疾患で,近年の抗生物質の進歩により放線菌症が激減したせいもあり,1951年Coleman1)の集計中に2例をみるのみで,本邦での報告例はみられない.最近われわれは,切除標本の病理学的検査により成因を肺放線菌症と診断し得た食道気管支瘻の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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