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臨床報告
術前診断しえた極めて稀な胆嚢単独外傷
著者: 炭山嘉伸1 長尾二郎1 武田明芳1 鶴見清彦1 島田長也2 横山隆捷2
所属機関: 1東邦大学医学部第3外科 2町立小鹿野中央病院
ページ範囲:P.431 - P.434
文献購入ページに移動非開放性腹部外傷における損傷臓器としての胆嚢内血腫は,肝胆道系損傷の合併例の形としてみられ,腹部内臓器損傷のうち1%前後と報告されている1).なかでも胆?単独の損傷は,極めて稀とされている.今回われわれは,家人の暴力に起因する外傷性非開放性胆嚢内血腫の一手術例を経験し,しかも術前,胆嚢単独損傷を診断しえたので,報告する.
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