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近年消化管,婦人科領域での手術後合併症としてBacteroides,Fusobacterium,嫌気性球菌などの嫌気性菌による術後感染症が注目をあびている.これに対し新しい抗生物質が開発,使用されているが,20年来婦人科領域にてトリコモナス腟炎の治療に用いられてきたMetronidazole(Fragyl)が条件嫌気性菌を除くほとんどの嫌気性菌に対して強い殺菌力を持ち,かつ副作用も少ないことにより嫌気性菌感染症に対して広く使用されるようになった.
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