臨床外科38巻5号

1983年05月発行

座談会

緊急減黄術をどうするか—そのポイントとpitfall

著者： 税所宏光¹ 高田忠敬² 渡辺五朗³ 水戸廸郎⁴

所属機関： ¹千葉大第1内科 ²帝京大第1外科 ³虎の門病院消化器外科 ⁴旭川医大第2外科

ページ範囲：P.632 - P.645

　閉塞性黄疸における減黄法は，ここ数年，外科医の関心の的であつた．それだけにいろいろな方法にいろいろな工夫が傾注され，とにかく安全に手術が施行されるようになつた．本特集では，それぞれの方法のパイオニアである先生方に，そのテクニックとコツをご開陳いただいたが，なお論文では尽くせぬ鑑別のコツ，手技上のコツ，pitfallまでのノウハウを司会の水戸先生に上手にひきだしていただいた．明日からのベッドサイドに御活用いただければ幸甚である．