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臨床研究
頭頸部外傷患者におけるCornell Medical Index検査成績
著者: 木下公吾1
所属機関: 1公立周桑病院脳神経外科
ページ範囲:P.675 - P.688
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頭部外傷後遺症(狭義--肉眼的病変・所見が明らかでないもの--)および外傷性頸部症候群は極めてありふれた疾患であるが,未だすべての点で解明されているとは言い難い.すなわち,従来から言われている如く,本症は,重症頭頸部外傷患者よりもむしろ軽症頭頸部外傷患者において,多数の症例で治癒が遷延し,場合にょつては難治性でさえある.
著者は,本症におけるこれらの不可解な部分の一端を探り,また,本症の治療に少しでも有用な情報を得る目的で,頭頸部外傷患者についてCornell Medical Index(CMI)の検査を施行したので,統計的に検討を行い報告する.
頭部外傷後遺症(狭義--肉眼的病変・所見が明らかでないもの--)および外傷性頸部症候群は極めてありふれた疾患であるが,未だすべての点で解明されているとは言い難い.すなわち,従来から言われている如く,本症は,重症頭頸部外傷患者よりもむしろ軽症頭頸部外傷患者において,多数の症例で治癒が遷延し,場合にょつては難治性でさえある.
著者は,本症におけるこれらの不可解な部分の一端を探り,また,本症の治療に少しでも有用な情報を得る目的で,頭頸部外傷患者についてCornell Medical Index(CMI)の検査を施行したので,統計的に検討を行い報告する.
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