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臨床研究
Borrmann 4型胃癌の宿主反応
著者: 田中承男1 栗岡英明1 井口公雄1 内藤和世1 石橋治昭1 山岸久一1 橋本勇1
所属機関: 1京都府立医科大学第2外科
ページ範囲:P.689 - P.694
文献購入ページに移動Borrmann4型胃癌が他の胃癌と較べて予後が極めて不良であることは,諸家の報告が一致するところである.この理由としては,(1)早期診断が困難で,発見時すでに著しく進行しているものが多い,(2)悪性度が高く,進行が極めて早い,(3)宿主の癌に対する反応性の低下等が考えられる.本稿では,Borrmann 4型胃癌の宿主反応について検討したところ,その低下を示唆する所見がえられたので報告する.
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