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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻6号

1983年06月発行

特集 吻合法—目でみるポイントとコツ

消化管吻合法

食道摘除術—食道結腸吻合

著者: 和田達雄1

所属機関: 1東京大学医学部第2外科

ページ範囲:P.761 - P.763

文献概要

 消化管を吻合するさいには,粘膜・粘膜下層および漿膜・筋層の断端を正確に密着させることが,吻合部の治癒にとつてもつとも有利な条件と考えられる.
 したがつて,筆者はすべての消化管の吻合を原則として,層々で二層に縫合することとしている.食道と結腸を吻合する場合も,例外ではない.ただし,食道には漿膜がなく,結腸の粘膜・粘膜下層は胃や小腸に比較して脆弱であるから,両者の吻合にさいしては細い糸を用い,できるかぎり細かく丁寧な縫合を行う必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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