文献詳細
特集 吻合法—目でみるポイントとコツ
消化管吻合法
文献概要
消化管を吻合するさいには,粘膜・粘膜下層および漿膜・筋層の断端を正確に密着させることが,吻合部の治癒にとつてもつとも有利な条件と考えられる.
したがつて,筆者はすべての消化管の吻合を原則として,層々で二層に縫合することとしている.食道と結腸を吻合する場合も,例外ではない.ただし,食道には漿膜がなく,結腸の粘膜・粘膜下層は胃や小腸に比較して脆弱であるから,両者の吻合にさいしては細い糸を用い,できるかぎり細かく丁寧な縫合を行う必要がある.
したがつて,筆者はすべての消化管の吻合を原則として,層々で二層に縫合することとしている.食道と結腸を吻合する場合も,例外ではない.ただし,食道には漿膜がなく,結腸の粘膜・粘膜下層は胃や小腸に比較して脆弱であるから,両者の吻合にさいしては細い糸を用い,できるかぎり細かく丁寧な縫合を行う必要がある.
掲載誌情報