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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻6号

1983年06月発行

文献概要

特集 吻合法—目でみるポイントとコツ 消化管吻合法

大腸切除術—回腸直腸吻合

著者: 土屋周二1

所属機関: 1横浜市立大学医学部第2外科

ページ範囲:P.829 - P.832

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適応
 潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や大腸腺腫症に対して全結腸摘出術が行われ,そのさい回腸—直腸吻合術が行われる.炎症性腸疾患では直腸の病変が比較的軽く,直腸壁も丈夫で吻合操作に耐えるものとする.直腸をのこすとこれらの全大腸を冒す疾患では病変の範囲を著明に減少しほぼ治癒するが,温存直腸には病変が残るため,術後長期の監視を必要とする.なお,全身状態不良のものや合併症のための緊急手術には回腸,直腸吻合は行わない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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