文献詳細
特集 吻合法—目でみるポイントとコツ
消化管吻合法
文献概要
消化管吻合器は,1)吻合せんとする消化管臓器の接合,2)接合部のステイプル吻合,3)吻合部の内腔打抜き,の3段階を経て消化管の連続性を確保することを目的としている.従つて,現在はそれぞれ各消化管の内腔に適したピストル型,大小の吻合器が普及してきている.
吻合器には直軸,または彎曲軸があり,その重量は500〜800gm程度である.それらの吻合用ステイプルはステンレス製が主で,13本〜32本,1列あるいは2列の配列構造となつているがステイプルと内腔打抜き機構の円筒刃に関し交換用と完全なデイスポ・タイプがありここに一吻合あたりの経費が¥150〜¥40,000となる差が生じている.現在この価格差と術後合併症としての縫合不全発生率には有意差は報告されていない.
吻合器には直軸,または彎曲軸があり,その重量は500〜800gm程度である.それらの吻合用ステイプルはステンレス製が主で,13本〜32本,1列あるいは2列の配列構造となつているがステイプルと内腔打抜き機構の円筒刃に関し交換用と完全なデイスポ・タイプがありここに一吻合あたりの経費が¥150〜¥40,000となる差が生じている.現在この価格差と術後合併症としての縫合不全発生率には有意差は報告されていない.
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