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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻6号

1983年06月発行

特集 吻合法—目でみるポイントとコツ

消化管吻合法

器械吻合—消化管器械吻合器の種類

著者: 中山隆市1 青木明人1 岡芹繁夫1

所属機関: 1平塚市民病院外科

ページ範囲:P.845 - P.850

文献概要

 消化管吻合器は,1)吻合せんとする消化管臓器の接合,2)接合部のステイプル吻合,3)吻合部の内腔打抜き,の3段階を経て消化管の連続性を確保することを目的としている.従つて,現在はそれぞれ各消化管の内腔に適したピストル型,大小の吻合器が普及してきている.
 吻合器には直軸,または彎曲軸があり,その重量は500〜800gm程度である.それらの吻合用ステイプルはステンレス製が主で,13本〜32本,1列あるいは2列の配列構造となつているがステイプルと内腔打抜き機構の円筒刃に関し交換用と完全なデイスポ・タイプがありここに一吻合あたりの経費が¥150〜¥40,000となる差が生じている.現在この価格差と術後合併症としての縫合不全発生率には有意差は報告されていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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