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文献概要
特集 吻合法—目でみるポイントとコツ 尿路系・他
精管再吻合
著者: 石神襄次1
所属機関: 1神戸大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.933 - P.935
文献購入ページに移動 精子輸送路の再開通をはかる目的で行われる.避妊を目的とした両側精管結紮(切断)術後あるいはその他の手術時誤まつて精管に通過障害をきたした場合の他,精管,副睾丸などの局所性炎症後の閉塞例も適応となる.閉塞の部位によつて,精管—精管,精管—副睾丸,精管—睾丸,副睾丸—睾丸などの吻合法が用いられる.いずれの方法でもその目的は,精路の通過性を回復して,射精液内に活動性精子を再現せしめ,授精可能の状態に導くことにあるため手術適応としては少なくとも次の条件にかなつていることが要求される.
1)吻合側睾丸が十分造精機能を保持していること,そのためには睾丸側断端よりの滲出液中に多数の精子が存在していることが前提となる.
1)吻合側睾丸が十分造精機能を保持していること,そのためには睾丸側断端よりの滲出液中に多数の精子が存在していることが前提となる.
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