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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻7号

1983年07月発行

文献概要

特集 鼠径・大腿ヘルニアの話題 成人鼠径ヘルニア

種々の鼠径管後壁補強法とその特徴

著者: 黒須康彦1 森田建1

所属機関: 1日本大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1007 - P.1010

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はじめに
 鼠径管後壁の補強は,内鼠径ヘルニアの場合にはこれが治療の主体をなし,外鼠径ヘルニアの場合には,特に鼠径管後壁が脆弱となつている症例で,将来発生することが予想される内鼠径ヘルニアに対する予防的処置となる.
 以下,本稿では,誌面の関係もあり,まず,鼠径管後壁を補強する際に特に関係の深い鼠径部の局所解剖について簡単に記し,次いで,これまで数多く報告されている補強法のなかで最近特に話題になつているものを選択し,それらの概略を述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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