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臨床研究
乳腺嚢胞症に対するα-トコフェロール療法
著者: 泉山隆男1
所属機関: 1秋田厚生連北秋中央病院外科
ページ範囲:P.1061 - P.1064
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乳腺腫瘍の中で嚢胞を形成する疾患の多くは乳腺症及び乳頭状嚢胞性管内線維腫などであるが1-3),これらの嚢胞性疾患の中にはいわゆる前癌状態といわれるものもあり,嚢胞性疾患の患者はほとんどが摘出手術をうけているのが現状である.著者はこれらの嚢胞性疾患の患者に対してα-トコフェロールの経口投与を行い,その経過を超音波断層撮影によつて経時的に観察し,また一部の患者についてはその腫瘍を手術的に摘出して,摘出組織について,過酸化脂質濃度とフリーラジカル強度の検討を行い,興味ある結果を得た.
乳腺腫瘍の中で嚢胞を形成する疾患の多くは乳腺症及び乳頭状嚢胞性管内線維腫などであるが1-3),これらの嚢胞性疾患の中にはいわゆる前癌状態といわれるものもあり,嚢胞性疾患の患者はほとんどが摘出手術をうけているのが現状である.著者はこれらの嚢胞性疾患の患者に対してα-トコフェロールの経口投与を行い,その経過を超音波断層撮影によつて経時的に観察し,また一部の患者についてはその腫瘍を手術的に摘出して,摘出組織について,過酸化脂質濃度とフリーラジカル強度の検討を行い,興味ある結果を得た.
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