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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻7号

1983年07月発行

臨床報告

食道狭窄を伴つた進行性全身性硬化症の1例

著者: 樋口章夫1 服部泰章1 吉富錠二1 田辺賀啓1 国立裕之2

所属機関: 1公立小浜病院外科 2公立小浜病院内科

ページ範囲:P.1085 - P.1088

文献概要

はじめに
 進行性全身性硬化症(Progressive Systemic Sclerosis以下PSS)は多彩な臨床症状を呈する自己免疫疾患といわれており,皮膚硬化,関節拘縮の他,消化器症状,呼吸器症状等を主症状とする.消化器症状として食道狭窄を合併することはよくみられるが高度の狭窄のため食道再建手術を施行した症例報告はきわめて少ない.最近,著者らはPSSの経過観察中に食道狭窄を発症し次第に進行したため,下部食道噴門切除,食道再建術を施行した症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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