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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻8号

1983年08月発行

特集 臓器全摘後の病態と管理

膀胱全摘後の病態と管理

著者: 折笠精一1

所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.1155 - P.1163

文献概要

はじめに
 膀胱は,腎からの尿を一旦貯留し,一定量になつたら排泄する極めて単純な臓器であり,他臓器の如き分泌,吸収といつた働きはない.よつて,膀胱摘出後には基本的には尿の貯留と排尿ができなくなるだけで,その他の機能障害が直接現われることはない.しかし,膀胱が摘出されたあと,腎からの尿をいかに扱うかは患者の社会生活のみならず,生命に直接関与する腎機能に極めて大切である.そこで,膀胱摘出後の病態として,尿路変更後に起こる問題について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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