icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻8号

1983年08月発行

文献概要

画像診断 What sign?

Thumbprinting

著者: 佐藤豊1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学放射線科

ページ範囲:P.1173 - P.1173

文献購入ページに移動
 腸管壁に指頭大で辺縁平滑な隆起性病変が多発性に存在する場合,単純X線像あるいは消化管造影検査で腸管の辺縁に沿つて指で判を押したような多発性の陰影欠損像を呈し,これは"thumbprinting"appearanceと呼ばれる.虚血性腸炎や感染性大腸炎などの場合のように粘膜下の浮腫あるいは血腫の表現として出現することが多いが,転移性腫瘍,悪性リンパ腫,アミロイドーシスのように粘膜下への浸潤性病変の際にもみられる.
 "thumbprinting"appearanceを呈する疾患のリストを表に挙げる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?