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臨床研究
成人後腹膜腫瘍16例の検討
著者: 遠藤健1 渡辺昇1 竹中文良1 大和田晴彦1 板東隆文1 喜島健雄1 豊島宏1 太中弘1 武村民子2 松原修3
所属機関: 1日本赤十字社医療センター外科 2日本赤十字社医療センター病理 3東京医科歯科大学第2病理
ページ範囲:P.1181 - P.1188
文献購入ページに移動後腹膜腫瘍とは腹膜と後腹壁との間で,上縁を横隔膜下縁を骨盤無名線,外縁を腰方形筋外側に囲まれた領域に発生する腫瘍の総称である.しかし一般的には腎臓,副腎,膵臓,女性性殖器と関係のない後腹膜腔の結合組織,脂肪組織,脈管,リンパ節,筋肉,神経組織などより発生するものをさす.後腹膜腫瘍は比較的まれな疾患であり,当科においても24年間に成人例16例を経験したにすぎない.この16例を検討し考察を試みる.
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