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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻8号

1983年08月発行

文献概要

臨床研究

大腸癌における血清CEAの臨床的意義

著者: 近藤秀則1 古本福市1 池田俊行1 小林直広1 佐久間隆1 岡村進介1 朝倉晃1 畠山哲朗1

所属機関: 1社会保険広島市民病院外科

ページ範囲:P.1211 - P.1216

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はじめに
 1965年Goldら1)は大腸癌に特異抗原があるとし,その後3〜6カ月の胎児の結腸組織中にもこの抗原が存在することが明らかになり,胎児性抗原Carcinoembryonic antigen(以下CEAと略す)と命名された.その後CEAは内胚葉性癌のみならず外胚葉性癌にもかなり高率に検出されることがわかり大腸癌に対する特異性は否定されたが,Radioimmunoassay法の開発,普及に伴いCEAの定量が大腸癌の日常検査法の一つとして一般化してきた.
 今回われわれは大腸癌患者における血清CEAの臨床的意義について検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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