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臨床研究
大腸癌における血清CEAの臨床的意義
著者: 近藤秀則1 古本福市1 池田俊行1 小林直広1 佐久間隆1 岡村進介1 朝倉晃1 畠山哲朗1
所属機関: 1社会保険広島市民病院外科
ページ範囲:P.1211 - P.1216
文献購入ページに移動1965年Goldら1)は大腸癌に特異抗原があるとし,その後3〜6カ月の胎児の結腸組織中にもこの抗原が存在することが明らかになり,胎児性抗原Carcinoembryonic antigen(以下CEAと略す)と命名された.その後CEAは内胚葉性癌のみならず外胚葉性癌にもかなり高率に検出されることがわかり大腸癌に対する特異性は否定されたが,Radioimmunoassay法の開発,普及に伴いCEAの定量が大腸癌の日常検査法の一つとして一般化してきた.
今回われわれは大腸癌患者における血清CEAの臨床的意義について検討を加えたので報告する.
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