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大腸の血管異形成
著者: 柵瀬信太郎1 西尾剛毅1
所属機関: 1聖路加国際病院外科
ページ範囲:P.1327 - P.1327
文献購入ページに移動 大腸からの出血の原因,部位の診断にはバリウム注腸法,大腸ファイバースコープなどが用いられてきたが,これらの診断法ではつきりとした出血の原因がみつからず困難することがある.近年までは右半結腸の憩室症が出血の原因であろうと考えられてきたが,血管造影法が出血時ならびに止血後にも行われるようになり,大腸出血の原因として粘膜下の血管異形成が注目をあびるようになつた.著者らは大腸血管異形成による出血を3例経験し,その成因,診断,治療について報告している.
この疾患は後天的な大腸粘膜下の血管の異形成であり,いわゆる先天的な動静脈奇形arteriovenous mal-formationとは全く異なつた疾患である.
この疾患は後天的な大腸粘膜下の血管の異形成であり,いわゆる先天的な動静脈奇形arteriovenous mal-formationとは全く異なつた疾患である.
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