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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻9号

1983年09月発行

臨床研究

CTよりみた気管内径

著者: 横山和子1 益田律子1 野本宏2 中沢広重2

所属機関: 1日本医科大学附属第1病院麻酔科 2日本医科大学附属第1病院放射線科

ページ範囲:P.1349 - P.1352

文献概要

はじめに
 非常に多くの気管内麻酔が毎日行われているにもかかわらず,麻酔科医のほとんどは各症例に適正と思われる気管内チューブサイズを使つていないのが現状である.
 不適正な気管内チューブサイズを使用することの弊害は,(1)小児の場合など,カフなしチューブを使用する際は,チューブ周囲からのガス漏れが多くなる.(2)カフ付きチューブでは,気管内径に比して細いチューブを使用すると,気道をブロックするためにカフ内容量が増加し,それがカフ圧を高くし,特に笑気を使用すると,笑気と窒素の拡散率が違うため,笑気が速くカフ圧に取り込まれ短時間で著明な圧上昇をきたす1-5),などである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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