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臨床研究
CTよりみた気管内径
著者: 横山和子1 益田律子1 野本宏2 中沢広重2
所属機関: 1日本医科大学附属第1病院麻酔科 2日本医科大学附属第1病院放射線科
ページ範囲:P.1349 - P.1352
文献購入ページに移動非常に多くの気管内麻酔が毎日行われているにもかかわらず,麻酔科医のほとんどは各症例に適正と思われる気管内チューブサイズを使つていないのが現状である.
不適正な気管内チューブサイズを使用することの弊害は,(1)小児の場合など,カフなしチューブを使用する際は,チューブ周囲からのガス漏れが多くなる.(2)カフ付きチューブでは,気管内径に比して細いチューブを使用すると,気道をブロックするためにカフ内容量が増加し,それがカフ圧を高くし,特に笑気を使用すると,笑気と窒素の拡散率が違うため,笑気が速くカフ圧に取り込まれ短時間で著明な圧上昇をきたす1-5),などである.
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