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文献詳細

雑誌文献

臨床外科38巻9号

1983年09月発行

文献概要

臨床報告

血液透析患者における腹部大動脈瘤手術例

著者: 岡本好史1 粟津篤司1 小野恵司1 中山健吾1 山田公弥1

所属機関: 1島根医科大学第1外科

ページ範囲:P.1367 - P.1369

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はじめに
 今日,腎機能荒廃患者に対する血液透析の進歩は著しく,多数の患者の社会復帰を可能にした.しかしこのような患者に対する外科手術に関しては多くの問題を有している.腹部大動脈瘤の外科治療は合併症のない場合は手術危険率はかなり低いが,慢性腎不全におちいり,すでに人工透析を受けている患者では綿密な術前・術中・術後の管理を必要とし,手術も慎重でなければならない.
 最近,われわれは血液透析を受けている患者に合併した腹部大動脈瘤の手術に成功したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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