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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻1号

1984年01月発行

臨床研究

残胃癌の4例と最近10年間本邦報告例の統計的考察

著者: 安名主1 荻原廸彦1 山浦芳徳1 苅部徳郎1 小池秀夫1 野口徹1 安里進1 草野充郎1

所属機関: 1信州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.99 - P.104

文献概要

はじめに
 近年,胃切除術の増加に伴い残胃癌の報告例が多くなつているが,発生機序,診断の遅延,再建術式によるリンパ節転移径路の変化など問題点が多い.われわれは胃及び十二指腸の良性潰瘍に対する胃切除後10年以上経過して残胃に癌が発生した症例1)を1969年以降4例経験した.本論文ではこれらの症例について臨床病理学の面から検討し,併せて本邦報告例の集計から愁訴,好発部位,生存率などについて統計的考察を行つた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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