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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻1号

1984年01月発行

臨床報告

長期間valvular pneumoperitoneumを繰り返した胃潰瘍穿孔の1例

著者: 佐藤干城1 江尻友三1 藤井功衛2 舟田公治2 戸沢敬夫2

所属機関: 1いわき市立常磐病院外科 2いわき市立常磐病院病理内科

ページ範囲:P.123 - P.126

文献概要

はじめに
 消化管穿孔による気腹症の中で,穿孔部に対し周囲臓器が弁状に働いて気腹症を生ずるものを,1932年Sin—gerがvalvular pneumoperitoneumと呼ぶことを提唱した1).以来,本症について外国での報告例は散見するが,本邦での報告例は比較的少ないようである2)
 今回われわれは,約1年間にわたつて,valvular pneumoperitoneumの状態を繰り返していたと推定される極めて稀な胃潰瘍穿孔の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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