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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻10号

1984年10月発行

臨床報告

胃と脾臓にみられたHodgkin病の1例

著者: 中野芳明1 塩崎均1 松浦成昭1 宮本徳広1 城戸良弘1 藤山武雄1 川崎勝弘1 藤本二郎1 小川道雄1 小川嘉誉1 森武貞1 毛野義明2 南雄三2 姫野誠一2 青笹克之3

所属機関: 1大阪大学医学部第2外科 2大阪大学医学部第2内科 3大阪大学医学部病理病態学講座

ページ範囲:P.1463 - P.1466

文献概要

はじめに
 Hodgkin病は,1832年Hodgkinによつて初めて記載されWilks(1856)によりHodgkin病と名づけられた全身リンパ組織を侵す疾患である.Hodgkin病は,一般に全身性系統的リンパ節腫脹を併う疾患であるが,ごく稀に,腸管や脾臓に原発したHodgkin病も報告されている.われわれは,胃肉腫と脾腫の診断のもとに,胃切除および摘脾術を施行し,その組織学的検査により,Hodgkin病と判明した症例を経験したので若干の文献的考察を加えて,これを報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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