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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻11号

1984年11月発行

特集 胃癌—最近の話題

制癌剤のtargetingによる胃癌化学療法—特に活性炭吸着制癌剤によるリンパ節転移と腹膜播種性転移の化学療法

著者: 高橋俊雄1

所属機関: 1京都府立医科大学第1外科

ページ範囲:P.1543 - P.1545

文献概要

はじめに
 近年,癌化学療法を効果的に行うため制癌剤を,標的とする癌病巣や転移巣に選択的に分布させようとする試み,すなわちtargeting化学療法が行われ,臨床的にも従来の全身投与に比しかなりの成果が得られている1).われわれもリンパ節転移,腹膜播種性転移,局所再発などをtargetとして,それぞれエマルジョン,活性炭吸着制癌剤,5—FU坐薬など,主として制癌剤の剤形を工夫することによるtargeting化学療法を行つてきた2).今回はこれらのうちわれわれが最近開発した胃癌リンパ節転移と腹膜播種性転移に対する活性炭吸着制癌剤によるtargeting化学療法について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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