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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻11号

1984年11月発行

特集 胃癌—最近の話題

根治手術後の再発例からみた手術方針の再検討

著者: 岩永剛1 古河洋1 市川長1

所属機関: 1大阪府立成人病センター外科

ページ範囲:P.1561 - P.1566

文献概要

はじめに
 胃癌の手術法を選択するための考え方として,(1)リンパ節転移率,再発率などの数値を基礎にしてその方針を決める数値理論,(2)症例報告のように1例〜数例の経験から,このような方法を行うべき,あるいは行つてはいけないという経験論,(3)理論的にこのような方法をとれば,完全な手術が行えるという観念論がある.この中では,(1)が最もよい方法と考えられるが,その基礎となる数値の算出法には十分な注意を払わねばならない.
 ここでは,胃癌根治手術後の再発死亡例を検索し,再発率あるいは再発部位別の頻度から手術法を検討してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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