icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻11号

1984年11月発行

臨床研究

機械的小腸イレウスに対する腹腔鏡の意義

著者: 中川隆雄1 中島清隆1 久米川和子1 小野田万丈1 鈴木忠2 倉光秀麿2 織畑秀夫2

所属機関: 1伊勢崎総合保健センター外科 2東京女子医科大学第2外科

ページ範囲:P.1599 - P.1604

文献概要

はじめに
 機械的イレウスを診断するうえで,最も重要で緊急を要する点は,単純性イレウスと絞扼性イレウスを鑑別することにあるが,発症初期には鑑別困難な場合が稀ではない.
 われわれは,最近,針状腹腔鏡が開発されたのに着目し,1982年1月より,イレウスを含めた急性腹症に腹腔鏡を施行してきた.その結果,特に機械的小腸イレウスにおいては,単純性イレウスと絞扼性イレウスの鑑別,および手術適応の有無を迅速に判断するうえで極めて有用な診断法と考えられたので,腹腔鏡の手技,得られる情報,および機械的小腸イレウスに対する腹腔鏡の意義等について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら