icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻11号

1984年11月発行

境界領域

前頭洞・篩骨洞・脳内異物の8例

著者: 吉村陽子1 中島龍夫1 上敏明1 加藤一1 中西雄二1 米田敬1 佐野公俊2

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学形成外科 2藤田学園保健衛生大学脳神経外科

ページ範囲:P.1605 - P.1610

文献概要

はじめに
 交通事故の多発により,いわゆるフロントグラス損傷を取り扱う機会は多い.救急処置として,顔面の創の縫合に先立ち,多数のガラス片や土砂などの異物を取り除かねばならないこともしばしばである1).しかし,初期治療においては,前頭洞・篩骨洞・眼窩・脳内などの深部にある異物は見すごされやすい.われわれは,これらの部位の異物が初期治療の際気付かれず,後日その存在に気付いて手術を行つた症例を8例経験したので,診断・治療上の留意点などに若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら