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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻11号

1984年11月発行

臨床報告

Gastroesophageal asthmaを伴つた食道裂孔ヘルニアの1例

著者: 田中千凱1 伊藤隆夫1 操厚1 国井康彦1 西脇勤2

所属機関: 1岐阜市民病院外科 2岐阜大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1611 - P.1614

文献概要

はじめに
 食道裂孔ヘルニアあるいは食道アカラシア症例などでGastroesophageal refiux(GER)により胃内容が食道,咽頭を経て気道に入り,急性あるいは慢性の肺疾患,特に肺炎や気管支炎などを高率に引き起こし,さらには気管支喘息の原因となることが報告されている.
 最近われわれもGERによる気管支喘息を合併した滑脱型食道裂孔ヘルニアの1例を経験した.この症例に対して逆流防止を目的としたHill手術変法を施行したところ長年にわたる咳嗽発作が消失したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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