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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻11号

1984年11月発行

臨床報告

原発性大網捻転症の1例

著者: 大谷吉秀1 三田盛一1 牛島康栄1 宮北誠1 島津元秀1 朝戸裕1 三方淳男2 黄聰乾2 上野恭一3

所属機関: 1国立埼玉病院外科 2慶應義塾大学医学部病理学教室 3上野外科医院

ページ範囲:P.1631 - P.1634

文献概要

はじめに
 Leitner1)によれば,大網捻転症は1858年にMarchetteによつて最初に報告され,本邦では,1933年に栗本2)により第1例が報告されて以来,1981年までに59例3,16,18-20)が報告されている.
 一方,腹腔内および大網に原因となる器質的病変が認められず,大網の捻転のみが存在する,いわゆる"原発性"大網捻転症は,1981年にBasson4)が欧米例223例を集計しているが,本邦では,1953年の辻5)の報告以来これまでわずかに13例を数えるのみで,きわめて稀である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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