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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻12号

1984年12月発行

文献概要

Review

直腸癌の診断および手術手技からみた問題点

著者: 卜部美代志12 龍村俊樹3

所属機関: 1前金沢大学医学部第1外科 2富山医科薬科大学大学院 3富山医科薬科大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1749 - P.1756

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はじめに
 大腸癌の診断および治療方針は,癌の占居部位によりかなり異なつている.ここでは主として直腸癌をとりあげ,その特徴について述べる.
 本邦における最近の食生活の欧米化に伴つて,大腸癌の発生率が増加の傾向を辿りつつあり,そのうち直腸癌が約半数を占めている.直腸癌は,その局所解剖において,またリンパ行性および血行性転移の上で特色があり,それらに対する術前診断,治療方針などにおいて,なお検討すべき問題点が少なくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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