文献詳細
特集 がんの集学的治療をどうするか
乳癌
文献概要
はじめに
乳癌は同一組織型においても,それを構成する個々の癌細胞の生物学的動態は一様でない.それに対応して,治療も単独治療よりも多剤併用さらに集学的治療が必要であることが,ホルモン受容体の測定の結果,抗体の染色,細胞動態的研究及び実際の治療への反応等から裏付けられている.進行・再発乳癌の治療として,従来内分泌治療,化学療法,照射療法,免疫療法が行われているが,如何なる症例に如何なる組合せで,どの順序で行うのが最も合理的か検討されねばならない.
乳癌は同一組織型においても,それを構成する個々の癌細胞の生物学的動態は一様でない.それに対応して,治療も単独治療よりも多剤併用さらに集学的治療が必要であることが,ホルモン受容体の測定の結果,抗体の染色,細胞動態的研究及び実際の治療への反応等から裏付けられている.進行・再発乳癌の治療として,従来内分泌治療,化学療法,照射療法,免疫療法が行われているが,如何なる症例に如何なる組合せで,どの順序で行うのが最も合理的か検討されねばならない.
掲載誌情報