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1973年,Blackburnらは,ブドウ糖を含まないアミノ酸単独輸液が,血中インスリンを低下させ,内因性脂肪の動員を増加し,窒素平衡を改善することを示した.これに対し,その後の研究では,アミノ酸輸液によるprotein sparing effectは,ケトーシスに無関係であり,ケトーシスは,ストレスの程度とアミノ酸投与量に影響されることが示された.今回,末梢静脈よりアミノ酸輸液を行つた患者において尿中ケトン体を測定し,窒素平衡との関連を検討した.
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