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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻3号

1984年03月発行

特集 外科感染症と免疫

外傷・熱傷患者の免疫不全と感染

著者: 相川直樹1 石引久弥1 阿部令彦1 奥田誠2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2国立東京第二病院外科

ページ範囲:P.325 - P.330

文献概要

はじめに
 救急医療体制の整備とショックや重要臓器不全に対する治療法の進歩に伴ない,重症の外傷や熱傷を受けた患者の治療成績は近年目覚しく向上した.しかし,受傷後早期の重篤な病態から回復した患者において,難治性の感染症が合併し,創傷治癒が遅延したり,重症の呼吸器感染症や敗血症から死亡する症例も稀でない.最近,このような外傷や熱傷後の感染症の発生と重症化に,損傷に起因する免疫不全が関与していることが注目されてきている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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