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臨床研究
胃癌リンパ節転移とCT像
著者: 堀雅晴1 渡辺進1 松原敏樹1 梶谷鐶1
所属機関: 1癌研究会付属病院外科
ページ範囲:P.543 - P.546
文献購入ページに移動胃癌の診断は,胃X線,胃カメラ,生検の進歩によつて,ほぼ確立された感がある.しかし胃癌の壁外への伸展,すなわち他臓器浸潤の有無とその浸潤程度,リンパ節転移の有無とその拡がり,さらに遠隔血行転移等については,血管造影,エコー,種々シンチグラム等によつて多少の情報は得られるが,まだ十分とは言えない.Computed Tomography(CT)が登場し,肝転移をはじめとする血行転移の診断,他臓器浸潤の有無とその程度,リンパ節転移に関する情報も今までに増して,より多く得られる様になつてきた.そこでわれわれは胃癌手術例のうち,術前にCT検査の行われた症例についてCTの術前リンパ節診断の現状について検討を加えて見た.われわれが現在使川している機種は,東芝60 A検査法は造影剤点滴法のみで,無造影撮影は行つていない.
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