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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻4号

1984年04月発行

文献概要

臨床報告

特異な経過をたどつたマイトマイシン血管外漏出による皮膚潰瘍の1例

著者: 沢田幸正1 鈴木常正2

所属機関: 1山形県立中央病院形成外科 2山形県立中央病院外科

ページ範囲:P.559 - P.562

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はじめに
 抗癌剤静注時の血管外漏出は時には患者に長期間の苦痛,不快感を与えるのみならず,潰瘍化すれば保存的治療に難治性のことも多く,機能障害に至らしめる場合もある1).本症の治療法については未だ確立したものはなく諸説がいわれているが,今回,著者はマイトマイシンC(以下,MMCと略)血管外漏出による皮膚潰瘍の症例で,特異な経過をたどつた1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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