文献詳細
文献概要
特集 外科におけるクリティカル・ケア
Critical careにおける栄養管理
著者: 小林国男1 長谷部正晴1
所属機関: 1帝京大学救命救急センター
ページ範囲:P.619 - P.625
文献購入ページに移動はじめに
ショックや呼吸循環不全を伴う重症患者管理に栄養治療の介入する余地は少ないと思われ,今までその重要性が十分理解されなかつた傾向があるが,最近の集中治療医学の進歩とICUの普及により重症患者が長期間集中治療をうけるようになるとともに,これらの患者に対する栄養治療の重要性が改めて認識されつつある.
しかし,大きな代謝異常を伴う病態の栄養管理については,未知の部分が多く,ましてや集中治療を要する重症患者では種々の病態が混在するため,これらの患者に対する栄養管理の向上は今後の大きな課題である.本稿では重症患者の代謝異常を概説するとともに,われわれの行つている栄養管理の実際を紹介したい.
ショックや呼吸循環不全を伴う重症患者管理に栄養治療の介入する余地は少ないと思われ,今までその重要性が十分理解されなかつた傾向があるが,最近の集中治療医学の進歩とICUの普及により重症患者が長期間集中治療をうけるようになるとともに,これらの患者に対する栄養治療の重要性が改めて認識されつつある.
しかし,大きな代謝異常を伴う病態の栄養管理については,未知の部分が多く,ましてや集中治療を要する重症患者では種々の病態が混在するため,これらの患者に対する栄養管理の向上は今後の大きな課題である.本稿では重症患者の代謝異常を概説するとともに,われわれの行つている栄養管理の実際を紹介したい.
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