icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻5号

1984年05月発行

文献概要

臨床報告

巨大な非活動性ラ島腫の1例

著者: 後藤剛貞1 竜崇正1 佐藤博1 松崎理2

所属機関: 1千葉大学医学部第2外科 2千葉大学医学部第1病理

ページ範囲:P.697 - P.702

文献購入ページに移動
はじめに
 膵Langerhans島腫瘍は,その産生ホルモンによる特異的な臨床症状により,functioning tumorとして一括され,最近のradioimmunoassayの進歩に相伴つて多くの報告がなされてきたが,一方,何ら特異的臨床症状を呈さないnonfunctioning islet cell tumorの報告は極めて少なく,その予後も未だ不明である.今回われわれは巨大な腫瘤形成をみたnon-functioning islet cell tumorの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えてここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?