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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻5号

1984年05月発行

文献概要

臨床報告

腹部鈍的外傷による胆嚢破裂

著者: 松崎正明1 林衆治1 神谷勲1 堀尾静1 佐久間温己1

所属機関: 1西尾市民病院外科

ページ範囲:P.703 - P.705

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はじめに
 近年交通外傷および労働災害の増加に伴い,腹部臓器損傷は増加している.特に,肝,脾,膵,腎臓等の実質臓器は鈍的外傷によつて損傷されやすく,市中病院で遭遇する機会は多い.その他に,十二指腸,小腸,大腸の損傷もしばしば経験する.一方,胆道系の損傷は比較的稀である.特に胆嚢の穿孔例はきわめて少ない.最近,われわれは腹部鈍的外傷による胆嚢破裂を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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