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臨床報告
イレウス症状をきたした小腸アニサキス症3例の検討
著者: 深田伸二1 蜂須賀喜多男1 山口晃弘1 近藤哲1 堀明洋1 安井章裕1 広瀬省吾1 山田育男1 宮地正彦1 碓氷章彦1 渡辺英世1 石橋宏之1 加藤純爾1 神田裕1
所属機関: 1大垣市民病院外科
ページ範囲:P.707 - P.711
文献購入ページに移動アニサキス症は今や3,000例にもなるといわれており,とくに胃アニサキス症は内視鏡の進歩によりその症例数は急速に増加している.一方,腸アニサキス症は急性腹症として開腹されて判明する場合がほとんどである.今回われわれはイレウス症状をきたし,開腹により腸壁に刺入したアニサキス虫体を証明した3症例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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