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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻6号

1984年06月発行

文献概要

特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている 胃・十二指腸手術

固有肝動脈を誤つて切つてしまつた

著者: 前田昭二1 湯浅鐐介1

所属機関: 1前田外科病院外科

ページ範囲:P.762 - P.762

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 十二指腸潰瘍の瘢痕がつよく幽門附近から肝十二指腸靱帯にかけて正常の組織構造が失われ瘢痕で覆われていると,右胃動脈の切離に際して固有肝動脈を損傷するおそれがある.しかし,この場合も前項の総胆管損傷と同じく瘢痕の下に正常の局所解剖を脳裡に描きつつ剥離操作を行えば普通は固有肝動脈損傷はあり得ないことである.
 万が一損傷した場合は次の処置を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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