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文献詳細

雑誌文献

臨床外科39巻6号

1984年06月発行

特集 〔Q & A〕術中トラブル対処法—私はこうしている

小腸・大腸手術

癌とイレウスが合併していた

著者: 牧野永城1

所属機関: 1聖路加国際病院外科

ページ範囲:P.784 - P.785

文献概要

〔1〕肝臓転移のある場合
 原発性腸癌にイレウスが合併している場合そこに肝転移があろうとなかろうと,またイレウスの原因が癌そのものによろうとよるまいと,イレウス解除の手術が必要なのは当然だろう.ただし明瞭な癌性腹膜炎があつて,閉塞部位が多発性にあると考えられる場合は別で,末期癌として手をつけぬが普通である.
 この際の癌が小腸の場合は,切除して端々吻合すればよい.リンパ節の郭清には本質的な意味はなくなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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